No Room for Squares!

街と猫と追憶を撮る

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

土沢AGAIN①〜もう一度歩け

AGAINどころか、もう何度目か分からない土沢の町である。実は丹内山神社(2日前に掲載)は、土沢の町から近い場所にあった。距離的には8〜9kmしかなく、クルマで行けば10分と掛からない。田舎の論理でいえば、目と鼻の先、否、同じ場所と言っても良いだ…

秋色の台温泉

花巻の神社に行ったのであれば、当然温泉に立ち寄るべきだ。それが古からの習わしに違いない。花巻には「定宿」と称す鉛温泉があるが、この時期には「しっとり、ひっそり」した台温泉を愛でたくなる。嗚呼、台温泉。川沿いの細い道に何軒もの温泉旅館が軒を…

聖なる場所で聖なるものを見た

いま僕には神頼みしたいことがある。神頼みだけで解決するとは思わない。それでも神様という神様にとにかく頼みたい。あらゆる機会を通じて祈りの時間を作っている。今日の写真は岩手県花巻市の丹内山神社である。奥州藤原氏(藤原清衡)が篤く信仰した神社…

スキャナー逝く

フィルム写真は殆ど撮らなくなった。一応35mmとブローニ(645と67)のカメラはまだ保持している(フィルム現像用具と引き伸ばし機もある)。いつか再開したいとは思っている。でも今やフィルムはかなり高価となってしまったので、どうなるか。フィルム撮影し…

漁港の猫〜微妙な関係

「漁港の猫」は、当初は象潟漁港という場所で撮った猫の写真を掲載していた。でも最近では他にも数か所の猫漁港がある。今回は第二の漁港であり、たまたま近くを通ったので、少し立ち寄ってみた。なんか猫が増えていた。あまりよろしくない事態かもしれない…

青空

海は写っていないけど、季節外れの海岸にて。青空。紛うことない青空だった。X-H2 / XF10-24mm F4R OIS

建物インパクト②〜工場の場合

「建物インパクト」シリーズ、2回めにして最終回。今回は工場である。何の工場かといえば、路線バスの整備工場であり、しかも現役工場である。それにしては年季の入り方が違うと驚く。戦後すぐとは言わないまでも、「仮面ライダー」、否「明日のジョー」く…

建物インパクト①〜商店の場合

名所旧跡でもなければ、文化財でもない。それでも何故か強烈なインパクトを残す建物がある。町で見つけたそんな建物をモノクロで撮ってみる。シリーズというほどではないけど、今日明日の2回掲載しようと思う。まずは元は商店だった建物である。現役世代の…

とにかく米が美味しいレストラン

秋田県美郷町の「道の駅美郷」である。すぐ南側に「後三年街道」が走り、横手市と接している。後三年の役の古戦場もすぐ近くである。また道の駅に隣接し、アウトドアメーカーの「モンベル」の大型直営店が営業しているなど、田舎の割に充実した地域でもある…

幻のカワセミ探鳥記とハンチング帽

結果的には単に公園を歩いたという記事である。でも以下のように本来はカワセミ探鳥目的だったのである。僕が毎日拝見しているブログのなかで、カワセミの撮影をライフワークにしている方がいる。それはもう見事なカワセミの写真が連日掲載され、感嘆しなが…

熊、やばいです

今年は全国的に熊の出没が多く、かつてないほど人的な被害も多い。僕が住む秋田県も同様である。幸いなことに、僕は熊に襲われそうな状況になったことはない。でも実感として今年の状況では、ある日突然襲われても不思議ではないと思う。ツキノワグマによる…

料理修行は続く

引き続き料理修行は続いている。「うちのごはん」シリーズのような専用合わせ調味料があるので、どうしても中華料理が多くなる。揚げ物はできないので、炒めもの中心となり、煮物を始めたばかりといった具合だ。先日は合わせ調味料を使わず、豆板醤とか甜麺…

いつも通りで有難う

一応断っておくと、僕の体調は問題ありません。血圧が若干上昇気味だけど、他はコントロール出来ていて、服薬ゼロが継続している。いまのところ病気が再発する気配もない。それでも生活全般に眼を向ければ、自分ではコントロールできない物事は余りに多い。…

彼岸花の怪

裏庭で彼岸花が咲くことがある。位置を微妙に変えながら咲いたり、咲かなかったりを繰り返している。5年以上咲かなかったこともあれば、連続で咲いたりもする。拙ブログで確認したところ、直近では2020年、2021年と連続して咲いている。昨年は咲か…

地方都市の旧市街(終)~クラシックネガに戻る

大した内容のない中途半端な能書きを垂れている今回のシリーズ(二作)も終わりとなる。要は商店街の一定範囲を往復する30分ほどの時間に、写真を撮りながら思ったカメラの設定の話である。極論すればどちらでも良い事柄である。そのどちらでも良い事柄を…

地方都市の旧市街①〜ノスタルジックネガの描写

X-H2を購入以来、色々な場面で試してきた。結論からいえば、町の写真を撮る際は、今後もX-PRO3かライカM10モノクロームを使いたい。レンズはやはり単焦点レンズということになる。そうなるとX-H2を使う場面は減ってくると思う。猫とか風景とか、それくらいだ…

小さな自然〜ススキについて想う

京都旅行という例外があったものの、基本的には遠出を控えている。その分、身近な自然に接する機会が増えている。この日見つけたススキは美しかった。残念ながら、その美しさをうまく写真に収めることは出来なかった。こういう機会に自然美に対する感度を上…

京都に還る(終)~Final Day:祈りの刻

宗教的な話でない。僕は不信心者で、ろくに墓参りもしたことがない。そんな僕でも「祈る」という行為には、何らかの意味があると考えている。祈るだけであれば、わざわざ京都に来る必要はなく、自宅でも近所の神社でも良いのかもしれない。それでも千年単位…

京都に還る④:2nd Day:小さな宴

京風料理と言うより、いわゆる関西の出汁の味には割と早く慣れた。違和感を覚えたのは一瞬だった。大体おいて僕は食べ物への順応性は高い。それ故、東北に住むようなれば、東北の濃い味付けにも慣れてしまう。結婚25周年記念の夕食はイタリアンだった。そ…

京都に還る③~2nd Day:至福の刻

僕は小学生の時に写真を撮り始めた。中学生からは父の一眼レフを使い、写真の基本を学んだ。高校生になると自分のカメラを手に入れて、モノクロフィルムの現像引き延ばしを行うようになった。写真狂の少年だったと思う。ところが、東京の大学に入り上京する…

京都に還る②〜 2nd Day:市場での朝食

今日の写真は、要するに錦市場に朝食を食べに行った写真である。宿泊するホテルは烏丸の中心地を選んだ。最初の朝の朝食は、錦市場まで歩いて食べに行った(次の日はホテル内のスタバで済ませた)。京都に住んでいても、錦市場を毎日の買い物に使う人はそう…

京都に還る①〜1st Day:18年越しの光景

京都を離れ、秋田県に移住したのは18年前のことになる。あれからもう18年も経過した。俄には信じられない思いでいる。その間に色々なことがあった。色々なものが変化した。手に入れたものもあれば、失ったものもある。これから手に入れるものもあれば、…

ミスターダンディに訊け〜小休止の刻

毎度お馴染みの廃業洋装店のマネキン、「ミスターダンディ氏」。レンズや撮影距離で多少の違いはあるが、構図的には大体同じ写真を撮る。でもダンディ氏の表情はいつも異なる。僕は何か不安や問題があるとき、ダンディ氏に会いに行き、写真を撮る。大丈夫だ…

朝市の町を歩く(終)~犬のパトロール

僕は何度も同じ町を歩く。最初のうちは、新しい何かを探したり、足を踏み入れたことのない場所を目指す。それがひと段落すると、ルート選定や周遊時間は思考を経ずに勝手に設定されるようになる。丁度、犬のパトロールと同様に、決まった場所を巡回するので…

朝市の町を歩く①〜小さな朝市を横目に

ジャズ喫茶ミカがあった五城目の町である。僕はここに定期的に来て、写真を撮りながら町を歩く。毎月の末尾に「2,5,7,0」のつく日に朝市が開催され、古くから多くの人で賑わう。暫くはコロナ禍で縮小されていたが、最近復活したと聞き久しぶりに訪れた。あれ…

Mika's Dream

秋田県の五城目町。朝市が有名な町ではあるが、全国的に知られた町ではない。ここに「ミカ」というジャズ喫茶があった。随分と前に、入店しよう扉を開けたことがある。客なんていないだろうという想像に反し、まさかの満席状態で断念した。それ以来、何とな…

真っ赤な陽が沈む

最近は超望遠レンズを使って、色々練習している。端的に言って「大きすぎる」と気づいた。外に持っていくのが重くて大変だし、レンズ交換も大変。三脚設置はもっと大変なので、一回も使っていない。鳥とか何らかの風景とか予め撮影するものが決まっている人…