No Room for Squares!

街と猫と追憶を撮る

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

十文字ラーメン〜地元最強店の真理

皆さんは「十文字ラーメン」をご存知だろうか。秋田県横手市の十文字地区(旧・十文字町)のご当地ラーメンだ。あっさり醤油の和風出汁、独特の細い縮れ麺が特徴で、具材はシンプル。そして値段も500〜600円くらいと安い。もちろん僕も大好きだ。その…

2020年の5月が終わろうとしている

2020年の5月が終わろうとしている。6月から世界が元通りになる筈もないし、これからも多少の不自由は受け入れつつ生活していくことになる。以前と同じことをやるとしても、その価値を実感していくだろう。X-PRO3 / XF35mm F1.4R

静かなる五城目町(終)〜此処に戻る

五城目編、最終回。昼食に20分として、歩いた残りの時間は40分くらいだろうか。特にルートを決めなくても、自然と脚は進むべきところに進む。もう30分あれば、また別の区画に行くけど、丁度良い時間だったようにも思う。今回載せた写真は6枚。3箇所…

窓下に花一輪

町歩きを再開した。まだ県内のみ。かつ人の少ない場所を選んで歩いている。元々東北には人が少ないのに、更に「少ない」場所を意識するのだから、本当に人がいない。相当寂しい感じがする。これは徐々に気持ちを入れていくしかない。窓際に花一輪。町の中に…

静かなる五城目町②〜お気に入りを持ち帰る方法

前回の写真は28mm相当のレンズ、今回は35mm相当。35mmは、僕にとって標準レンズだけど、一応は広角レンズだ。それでも今回はクローズアプが多い。理由は分からない。町にある「お気に入り」をそっと持ち帰る。教わったことを試しているのだと思う。X-P…

静かなる五城目町①〜食後の巡回パトロール

一昨日掲載した大衆食堂は、秋田県五城目町の食堂だ。ラーメンを食べてから、僕は町をゆっくりと歩いた。何回も撮影した町だけど、町の様子を確認するように歩いた。休日の五城目の町は、いつも静かだ。コロナの自粛とは、あまり関係ない。むしろ平日は、商…

働くお父さん〜店内で流れる時間

商店街の洋服屋さん店主。少し前に掲載したフィルム丸撮り勝負の際に、男鹿の町を歩いていると、声を掛けて頂いた。店内で話をしませんか、と。当然その場面はフィルムでも撮影した。これは途中で仕事の電話をされたので、念のため鞄からデジタルカメラを出…

食堂解禁なのだ

マチアルキニストの標準糧食は、ラーメンまたは蕎麦。現地で確保できない時は、パンと牛乳と決まっている。これは師匠もそう断言している(本当か?)。コロナ自粛以降、自分の生活圏(半径10km)以外での食堂利用は自粛してきた。今回、とうとう解禁した。…

至高のポテトチップス〜コイケヤ工場直送便

コイケヤのオンラインショップでしか買えないポテトチップスである。GW前に予約(5月分)していたものが、木曜日に届いた。次の6月分は既に完売なので、欲しい人は7月分を予約するしかない。ちなみに6月分の予約受付期間は、5/14〜5/26だったが、…

マチアルキニスト、万難を排して町を見よ、歩け

新型コロナの非常事態宣言が解除された。当面は、県をまたいでの移動は自粛、引き続き三密を避ける行動は続く。それでも町は動き出してきている。横手の町を歩いてみたことは前回に書いた。ここは、その後にお酒を買おうと立ち寄った旧・浅舞町(横手市)だ…

勝手知ったる横手の町〜②やはり路地裏に・・・

横手市には所用もあるし、他の町に行く際にも立ち寄ったりしている。でも確認してみれば、最後に写真を撮ってブログに掲載したのは、昨年の夏のことだった。歩いてみれば、よく撮影した幾つかの建物が解体されていた。そして、自然の成り行きでお気に入りの…

勝手知ったる横手の町①〜まずは歩いてみよう

秋田県横手市。勝手知ったる町である。でも僕自身、3月の末から新型コロナに伴う自粛に入り、途中で何回かちょろっと写真を撮ったとはいえ、まる1ヶ月以上のブランク。東日本大震災以来のことである。正直、「写真を撮りたい」という気持ちは、それほど沸…

ほろ苦の一人フィルム丸撮り勝負

亡き師匠が、「フィルム一本勝負」というイベントを仲間たちと行っていた。何人かの写真家が集まり、同じ場所で、一定の時間制限を求めて撮影する。そのフィルム1本分、36枚(24枚)の写真を丸ごと公開する。修正不可能な裸の競い合いだ。失敗も含めて…

一隅を照らす〜Brighten the World at Your Corner

光は万物に降り注ぐ。燦々と光を浴びる場所もあれば、かろうじて光が当たる場所もある。その夕方、柔らかな光が裏庭の奥に差し込んでいた。そこには真っ赤なチューリップが浮かび上がっていた。山モミジの根っこ辺りにある薄暗い場所だ。そんな所に花がある…

写真家・上原稔さんがご逝去されました

尊敬する北海道の写真家、上原稔さんがお亡くなりになりました。急な心臓発作でした。昨日、近親者と極く近しい仲間内で葬儀が取り行われたと連絡を頂きました。上原さんは、町の写真を撮ることをライフワークとされ、特に執念のように撮り続けた「東北の町…

銀次郎のGW②〜大あくびの後に起こったこと

この夜、茶トラのでっかい猫(多分雌)が、ダミ声で誘惑しに来るとは夢にも思わず・・・。春になると毎年のように、この窓際に色々な猫が誘惑に来る。ガラス越にビビりながらも応戦した銀次郎のGWであった。LEICA M MONOCHROME(CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH

ハナミズキが咲いた

裏庭には無関心な僕だけど、よく考えればハナミズキ、河津桜、山モミジの樹があり、薔薇とチューリップとマグノリアと紫陽花、カメリア(椿)の花が咲く。そういうと大層立派な口ぶりだけど、狭い空間に無秩序に植えられた植物は、とても全景で見せられるも…

かっぱ小路は、どうなっている?

かっぱ小路には、そもそも歩いている人なんかいないので、外から見た人通りは何も変わらない。でも当然ながら、緊急事態宣言に伴い休業を強いられている。小さな小路を往復すると、発見があった。つまり休業の張り紙がされている店は、通常は営業していると…

銀次郎のGW①〜窓辺での時間

銀次郎って誰だよ?という方の為に予め説明すると、我が家の猫である。室内飼いなので、最初から「#stayhome]なんだけど、彼のGWの様子を二回分掲載する(次回は土曜日に予定)。GWも半ばになると、窓から見える隣家の庭は、すっかり緑に染まっていた。猫は…

GWの秋田川反〜②人より猫の方が多かった

当初は、辺りが暗くなるまで待機するつもりだった。ゴーストタウンのようになった繁華街を記録しようと思っていた。でも、これ以上そこにいる気にはなれなかった。飲食店の経営者、従業員の数も膨大だ。ホステスさんや店員はどうしているのだろうか。それだ…

GWの秋田川反〜①ほぼ無人の町に猫が佇む

各地の繁華街も、自主休業などにより壊滅的な状況になっていると思う。秋田県最大の繁華街である「川反」も同様だという。様子を伺いに夕刻に立ち寄ってみた。呑みに行ったわけではなく、短時間歩いただけである。時刻は午後6時(ちょっと過ぎ)から午後7…

駐車場には1台の車も停まっていなかった

休日ともなれば、ここは車で一杯になっていた。いくら人口が少ないにしろ、娯楽も少ない田舎である。最も人が集まる場所は、パ○ンコ屋さんか、イ○ンショッピングモールと決まっている。僕はどちらも行きたくない。仮に行ったとしても、その姿を誰にも見られ…

秋田県の地方町における夜の人通り(前年比0%減)

秋田県では、丸二週間以上は新型コロナ肺炎の陽性患者が発生していない。発症者からも重篤患者は発生していない。とはいえ、病院が閉鎖された事実もあるし(患者が発生し、濃厚接触者を隔離する必要から)、高齢社会ゆえに急速に広まるリスクもある。GW期間…

窓際で黄昏る猫

考えてみれば、こんなに猫と一緒に過ごしたことは無かったのではないか。多少の買い出しや、止むを得ない所用以外は、ほぼ家で過ごしている。週末に出かけなくなった僕を、当初猫は訝しげに見ていた。それが定着してくると、ご機嫌になり、楽しそうに遊び始…