No Room for Squares!

街と猫と追憶を撮る

2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧

撮って出しの鶯宿温泉①〜鶯宿の街は哀しい色

撮って出しとは何か 「撮って出し」とは、カメラで撮影した画像を無加工でそのまま掲載することを意味する。撮って出しかどうかは、本来は見る人には関係ない。ただ見たままに評価すれば良いだけだ。僕のブログでは、写真に大げさな加工をすることは余りない…

ニャインリッヒの法則

僕が転落事故を起こした現場である。猫の事故対策としては、最上段で寝ていたのを、中段あたりに寝場所を変えたことである。途中にいると見落としてしまい、かえって危険ではないか。ハイリンッヒの法則を説き、猫に善処を求めた。それに対し、猫はニャイン…

裏庭に無花果が実り始めた

猛暑が続く。北国だって暑いものは暑い。そんな中、指の脱臼で通っている病院へ、三度目の通院をした。経過はまずまずであり、今後はリハビリ科にも通うことが決まった。驚いたのは、病院には立派なリハビリ科が存在していたことだ。これまで何回も骨折で通…

本棚には秘密がある

本棚を人に見られることは気恥ずかしいものだ。まるでパンツを脱がされたような羞恥心を覚える。その一方で、誰から見られても臆するところのない本棚にしたい、長年そう考えてきた。だが最近では、そんな気負いも無くなり、本も適当に並べているだけとなっ…

県庁所在地の駅前ですが・・・

JR秋田駅前である。裏口ではない。正面出口付近である。ここ十年で雰囲気のある建物は大分減ってしまった。それでも県庁所在地の駅前とは思えないような通りがまだ残っている。そこで印象的だった看板を幾つか集めてみた。如何せん、この日は暑すぎた。指が…

スーパーポジティブな猫

連休最終日となった。2日連続で自動車ディーラーへ修理に行き、空いた時間には仕事関係の用事が入っている。とほほの連休となった。これだけクルマが故障するのは、何かのお告げかもしれない。事故を回避するためにクルマに乗せないようにしているのかも。…

暑い日の夕方〜おぢさんの愚痴日記

東北地方北部の梅雨開けが発表されないと文句を書いたら、間髪入れず梅雨明け発表された。カンカン照りの暑い土曜日、僕は葬儀に出席した。そしてそれが終わり次第、クルマのディーラーに向かった。エアコン(コンプレッサー)の部品が届いたので。修理をす…

裏庭の空と僕の指

裏庭の光景。建物は隣家である。昨日の花の写真は、画面右手の部分に咲いている。右手指脱臼前に撮影したものだ。今回の写真は一昨日に撮影した。結局、東北北部の梅雨は開けなかった。どちらも同じカメラ、同じ空である。ということは・・・。そうなのだ。…

梅雨開け前に夏が来て、梅雨が明けると雨が続く

7月の秋田県は、概ね晴れの日が続いている。昨年の梅雨明けは8月3日、一昨年は7月22日。今年の天候を見る限り、もう「梅雨明け」と言っても差し支えないのでは、と思ってしまう。 もちろん、それは気象庁の判断によるものだから、何かしらの根拠や配慮…

下書きからの昇格⑥~きわめて青森的な温泉にて

またしても「下書きからの昇格」で恐縮である。キーボード入力をすると、どうしても無意識に中指を使ってしまう。そこに慣れるのが早いか、脱臼(靭帯損傷)の治癒が早いか。今回の昇格記事は、昨年11月に青森県三沢市に行ったときのものである。宿泊は、…

この世界の色は

怪我をして撮影に不自由があるとき、僕には行く場所がある。言わずと知れたミスターダンディ氏の館である。今でも日々、ダンディ氏の撮影においては進化や発見がある。それは撮影技術だったり、現場での設定だったり、画像処理だったり・・・。X100Ⅵはミスタ…

下書きからの昇格⑤~プロと間違われた話

指が思うように動かないので、下書きからの昇格シリーズ第5弾を掲載した。下書きでボツになった記事には、まず単純に写真が駄目だったケースがある。これはシンプルだ。もう一つはテキストありきの記事。これは何か書きたいことがあったけど、諸々の理由か…

猫とバックドロップ

どうも、階段から落下した馬鹿な男です。現在は脱臼した中指を隣の薬指にくっつけて、テーピングをしている。今週半ばに再度レントゲンを撮り、剥離した小骨の治療方針が決まることになる。状態が悪化していなければ、このままテーピングで固定するだけで良…

階段から真っ逆さまで、指を脱臼した

右手中指を脱臼しました。むしろ脱臼で済んでよかった位に、指はぐしゃぐしゃになっていました。麻酔をされ、医者が汗だくになって指を引っ張り、大難儀の末に指は何とかはまりました。医者は「次はまらなかったら、もう手術ですよ!」とキレ気味でした(笑…

もう一つの一ノ蔵~二ノ蔵「金龍蔵」

宮城県栗原市の旧・一迫町。その一迫に存在する「もう一つの商店街」を訪ねたのが、前回の記事。今回はその訪問理由について書く。それはズバリ、「一ノ蔵金龍蔵」で日本酒を買うためである。まず基本情報として、一ノ蔵酒造は宮城県最大の酒造会社であり、…

一迫「もう一つの商店街」

宮城県栗原市の一迫地区である。この土曜日に車で行ってきた。その前の週には新幹線で仙台に行った。その仙台へ車で行っていれば、帰りに一迫に立ち寄ることは十分可能だった。一見効率の悪い行動ではある。でもその非効率の中に休日の愉しみがある。 さて、…

じめっとした温泉街を歩く

赤倉温泉の町並みは、クラシックネガでも撮った。温泉街をぐるりと一周する間に撮った50枚ばかりの写真から10枚ほどをセレクトした。50枚・・・。これは僕の撮影スタイルからすると、驚くほど少ない。僕は森山大道さんの「量のない質はない」という言…

モノクロ写真が好きだ

山形県、最上町の赤倉温泉。ここに泊まったのは一度しかないが、日帰り入浴では何度も足を運んでいる。今回は別の用件で近くまで来たついでに、ふと立ち寄ってみた。赤倉温泉は、もともと寂れた印象のある温泉街だったが、久しぶりに訪れると、廃れた感は一…

記号に迷う~トイレマークと害獣とクマ

我々の生活圏には様々な張り紙やボードが存在する。そこに文字や絵柄を書くことで、不特定多数の相手にメッセージを明確に伝えることができる。それは人間にしかできない芸当だと思う。動物のように鳴き声や匂い、雰囲気で理解するしかないのであれば、我々…

仙台の夜(番外編)〜焼き鳥小劇場

仙台の旅では、話のネタになるような面白い出来事があった。旅の夜、一人で入った焼き鳥屋で、ちょっとした“小劇場”が繰り広げられたのである。 おまかせセットの罠 その店は、年季の入った、かなりディープな焼き鳥屋だった。メニュー表には大きく《とりあ…

旅の終わりに寿司を食べた

旅の締めくくりに、仙台駅で昼食をとる。鉄道旅の楽しみのひとつでもあり、もちろんアルコールも嗜む。正直、コスト的にも時間的にも、秋田〜仙台間は車の方が圧倒的に便利だ。それでも今回は、この昼食のためにわざわざ新幹線代を払ったようなものである。 …

そういえばX100Ⅵの実戦デビューだった

すっかり忘れていた。今回の仙台への短い旅は、X100ⅵの実戦デビューの場でもあった。これまでは二軍のオープン戦(またはライブBP)で調整登板しか経験はなく、一軍昇格後すぐに先発登板した感じである。といってもX100は初代を使っていたことがあるし、X-PRO…

Reunion(終)〜ジャズ喫茶CountとGooブログ蜜月時代

次のReunionは偶然ではない。意図して行った。久しぶりに訪れた仙台のジャズ喫茶Countである。古式ゆかしい正統的なジャズ喫茶である。今風のジャズ喫茶は随分と明るくなったが、カウントは昔のジャズ喫茶の伝統を守っている。真っ暗な店内、大きなスピーカ…