No Room for Squares!

街と猫と追憶を撮る

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

(無限ループ)飲んで歩いて撮る青森の夜

お酒が入りつつ、ぶらぶら歩いては写真を撮る。真っ暗な場所もあれば、複雑な照明光源もある。そんな中で臨機応変に露出を変えて撮影するような技術は持っていない。こんな時は、絞り優先AEかつISOオートで撮りまくる。レンジファインダー機でそれは邪道と言…

猫、野菜を食べる

くどい位に建物の写真が続くので、閑話休題。野菜といっても、道端に生える草。それに眼をつけた猫が食べに行く。こちらに最初から気づいてはいるものの、葉の先っぽをつまみ出した。無意味な程に良い光が射している。当然もう少し撮影を続けたかった。でも…

16時45分の第三振興街

この日の青森は少し肌寒かった。上着なしで歩いている人はいないし、薄手のコートを着ている人さえいた。取りあえず、路地裏の女王「第三振興街」に挨拶に伺う。全く変わらぬ姿に感動した。写真の方も特段変わりばえもなく、大体いつも通り。今回は、夜の帳…

あっという間に青森は夕刻に

青森に着いたものの、ちょっとしたトラブルに巻き込まれ時間を浪費した。やっと散策が始まった。トラブルのことはもう書かない。ベイブリッジを撮って、駅前周辺を歩いているだけで、もう陽が暮れつつある。少し離れたところまで行きたい思いもあったけど、…

あの家元の流儀

日本人であれば誰もが知る「いけばな」の流派。始祖といっても良いのかもしれない。街中にある教室にはショーケースがあり、作品が飾られていた。僕はこの方面には疎いけど、立派な作品なんだろうなと思う。教室も苦労されて免許皆伝された方が経営されてい…

最北のベイブリッジから始めよう

東北の彼方此方に出かけ、様々な町を見てきてた。そして今やっと気づいたのだけど、青森市は結構な「都会」である。最先端のブランドショップが云々とか、そういう話ではない。町の活動規模がとても大きいのだ。例えば、パッと見では「弘前市」の方が青森市…

鉄道系レストラン

多分、鉄道ファン(+酒好き)の方が行けば、もっともっと楽しめると思う。JR秋田駅前のビルに入る居酒屋兼食堂。僕はランチを食べたのだけど、座席は対面式のベンチシート風で上部には電車と同じような荷物置き場がある。店内外には、鉄道関連の用具や貼物…

太陽の塔を見て関西を想う

太陽の塔。2000年前後に撮ったものだと思う。その数年前まで岡本太郎は存命だった。もう遥か昔のことのように思えるし、実際かなり昔のことなのだろう。関西に自分が住んでいたなんて、幻のような気がする。こうして昔のフィルムスキャンすると、確かに関西…

坂と階段と海と高台

山形県酒田市は高低差のある街である。高台の公園には、神社が建っている。そこへ向かう参道は、縦方向にも横方向にも拡がり、石畳が敷かれている。猫は軽やかに坂を登り、登った先では海風が流れている。途中の民家と民家の間には細い路地が下まで続いてい…

懐かしの明石海峡大橋と思い出すこと

このカテゴリは、昔撮ったフィルムをスキャンするものだ。僕はフィルムの整理が出来ない男なので、いつ撮影したものか分からない。明石海峡大橋の完成は1998年ということなので、それから1〜2年後のことと思われる。使用カメラは不明だが、フィルムはベル…

古時計の真実

ある旅館に泊まって、夜になってから近隣の居酒屋に出かけた。一時間ぼど飲食して宿に戻ると、廊下でこの古時計を見つけて何気なく写真を撮った。シャッターを押す瞬間、針が指す時刻が眼に入り、かなり動揺した。若干のブレはその影響だ。まだ夜の9時す義…

雨の夜のパーティ

先週は金曜日から土曜部にかけて記録的な大雨が降った。出かけることもままならない天候だった。一転、日曜日はすかっと快晴で、気温は低めだが気持ちのよい天候だった。そこでふと気づいたことがある。その昔は僕も人並みに、朝から晴れるとワクワクしなが…

五城目のトーン

ほんrた ライカMモノクロームで普通に撮ると、若干大人し目のトーンが豊かな写真が撮れる。シャドー部分の情報量も豊かで、解像感は驚くほどだ。そういう描写に憧れる反面、本来はもっと沈み込んだダークなトーンが好みなのも事実だ。元の素材が勿体無い気持…

アニマルな猫

お前は虎ではない。お前は猫だ。でも猫だってアニマルだ。 X-PRO2 / XF35mm F2R WR

東鳴子完全制覇計画(続編)・・・12分の9軒目

東鳴子温泉の全ての宿の温泉に入るという試みを続けている。今回は、阿部旅館で日帰り入浴した。その足でもう一軒入れば10軒目となるが、数を消化すること自体が目的ではないので、一軒一軒丁寧に入浴したいと思っている。ちなみに、平日の昼間に仕事を途…

シックな階段

この階段を称するには、「シック」という言葉が最も似合うと思う。「エレガント」とも違うし、「ブリリアント」でもない。これは僕の私見で根拠はないが、所謂外来語由来の言葉は英語ばかりになってきたように思う。この言葉のようにフランス語由来とか、ド…

濡れた花

家の裏庭で雨に濡れた花。最近少しづつモノクロの画像を調整するようになった。モノクロは、ちょっとした濃淡で全く印象が変わる。面白いところでもあり、難しいところでもある。今は試行錯誤の段階だ。雨に濡れた、しっとり感を出したかったのだが、弄れば…

まさかの鉈屋町

盛岡市の鉈屋町。町家造りの家が多く残ったり、湧き水を生活用水として使っていたり、味わいのある町である。今でも年に1〜2回は歩くし、都合10回近くは歩いたのではないだろうか。たまにイベントをやっていたりもするが、普段の鉈屋町は極めて静かな普…

異彩を放つ黒漆喰の建物

盛岡市にある「旧・井弥商店」。明治末期に建てられた土蔵造りの店舗で、黒漆喰の渋さが異彩を放っている。現在でも、盛岡正食普及会として食品(パンなど)を販売する現役の店舗だ。車で建物の前を通ったことは何度もあるが、降り立ってあらためて眺めたの…

常宿を持つということ

町を歩いて写真を撮ること、そして温泉に入ること。その二つを組み合わせて楽しむことは、僕にとって至上の喜びだ。心多き男なので、なるべく多くの町に行きたい、なるべく多くの宿に泊まりたい、そう思うタイプである。それでも必然的に、お気に入りの町や…

遠野・・・泡沫の刻

今回は、遠野に行こうと思って行ったわけではない。花巻方面を目指したのだが、ちょっとしたハプニング等が重なり道路を間違えた。「このまま走ったら遠野まで行けるな」ということになり、折角だからという必殺フレーズの下に遠野に向かった。滞在時間は昼…

蘇った古き映画館

秋田県大館市にて。何らかのプロジェクトで復活したと思われる映画館。「館内をご自由に見学下さい」と書いてあったので、見学させて貰った。何と映画上映中だった。それでも客室に入らなければ自由に見て良いという太っ腹だ。子供の遊び場にもなっていた。 …

老猫

駅前のロータリーを渡った歩道部分に、この猫は横たわっていた。近づいても逃げる様子はない。かなり年老いて、もう殆ど動けないのかもしれない。そっとしておいてあげる方が良い。あとでもう一度ここを通ると、猫は知り合いのおじさんから何か貰っていた。…

歩けば未だ未だ埃が出る街

これを以って、宇都宮の代表的な街並みとも思わないし、そういうつもりで撮ったものでもない。そもそも僕が以前に出張で宇都宮に来ていた際は、JR宇都宮駅周辺をウロウロしていた。この東武宇都宮駅周辺は、あまり歩いたことがない。更にいえば、鉄道の便が…

黒磯といえばロングビーチ?

僕は静岡県で産まれ育ったので、お隣の神奈川県には何かと縁がある。そのせいか「黒磯」と聞くと、条件反射で「ロングビーチ」と言葉が出てきてしまう。もちろん、本当は神奈川県の大磯にある「大磯ロングビーチ」であり、栃木の黒磯は全く関係ない。そんな…

みんみん宇都宮本店で餃子を食す

これはもう宇都宮の方に謝らないといけないだろう。京都でサラリーマンだった時代には、宇都宮周辺には何度も出張に行った。秋田に来てからも、遊びに行っている。でもその度に餃子は「みんみん」以外の店で食べている。関西にも「みんみん(珉珉)」があり…

足下の太陽と薔薇

当然フェイクだけど、敬意を払って、下にしゃがんで撮った。モノクロで撮っていると、こういうものをよく見つける。それは偶然なのか、何らかの意識が作用しているのか。 『8のつく日はwebにお花を』 LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH

無念を晴らす日光東照宮

東京に住んでいる人の多くは、休みになると近郊に遊びに行く。静岡だったり、山梨だったり、神奈川だったり、千葉だったり、群馬だったり、栃木だったり・・・。僕は伊豆育ちなので、神奈川県には何かと縁がある。高校の遠足は鎌倉だ。その僕が東京に住んだ…

通洞駅周辺はモノクロが似合う町だった

通洞駅周辺の町並みを歩く。同じ日本なので、東北の町並みと劇的な差異があるわけではない。それでも何となく雰囲気が違うので面白い。秋田から500キロもの道のりを運転して、通洞駅前を散策する。我ながら呆れる趣向である。三枚目の「ホルモン末広」は、吉…

非効率な旅となっても行きたい場所〜通洞駅とは

長期休みには、北関東方面に出かけることがデファクトスタンダードとなっている。猫がいる関係もあり、一泊二日の旅程しか取れない。今回は栃木方面に出かけた。主な目的は次の三点である。①那須湯本温泉に泊まること、②老松温泉に入浴すること、③みんみん宇…