No Room for Squares!

街と猫と追憶を撮る

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

元滝伏流水・鳥海山の清らかな水

鳥海山の湧水が岩肌を流れる「元滝伏流水」である。苔むした岩肌と清らかな水は、とても美しい。僕はとてもズボラな人間なので、ネイチャー写真には向いていない。三脚とカメラを持って現地に行けば、誰でも僕より上手く撮れると思う。少し位置をずらせば格…

呑み屋あるところ路地あり

秋田県大館市の飲み屋路地である。恐らくもう営業していない店もあると思う。夜の姿も見たいけど、周囲には圧倒的なアウェイ感が漂う。ちょっとハードルは高いようだ。冬になれば更に情感が増すだろう。この日は強めの陽が差していた。その状況に僕は対応で…

猫の日常

「猫は50ミリレンズで70センチの距離から撮る」普段からそう嘯いてきた。というか僕のライカだとそれが最短距離なのだ。本音を言えば、もっと近距離から撮影できるカメラの方が便利であることは事実だ。確実なAF、そしてレンジファインダーのピントズレ…

造花も枯れる街角

この店は営業を停止してかなり長い時間が経っていることは明らかだ。年単位の時間は確実に流れている。これが生花であるわけがないし、造花でなければ辻褄が合わない。しかし、枯れようは生花のそれと同じだった。もしかすると、押し花的のような加工した造…

床屋の証

武士の命は刀という。床屋さんの命は鋏と店頭サインではないだろうか。店は廃業しても、その証はそのまま残されていた。LEICA M9 / SUMMICRON 35mm ASPH

偽猫現る

ゴミ置場に吊るされる偽猫。これって効果あるのだろうか。・・・。それだけです。LEICA M9 / SUMMICRON 35mm ASPH

駅前の光景 JR奥羽本線(花輪線)・大館駅

「駅前の光景」カテゴリは、鉄道の駅を分け隔てなく同列に扱い、その駅前の光景を撮るという試みだ。たぶんに記録的な意味合いを意識はしている。定点観測的に記録写真に徹すれば、面白いものになるとは思う。でも、その徹することが僕には出来ず、単に興味…

空気まで色褪せる

とても風格があるお店である。建物だけでなく、周りの空気まで色褪せているみたいだ。昼日中なのに、どちらも来客中のようで内から話し声がする。気楽に「こんにちは!」と声を掛けて写真を撮ることなんて出来そうにない。ちなみに、こういう色合いを写真で…

農協前バス停

農協前と書いたバス停標識には、もう時刻表示板は付いていなかった。農協らしき建物もぱっと見では発見できなかった。LEICA M9 / SUMMICRON 35mm ASPH

水墨画のように

以前は山とか滝とか湖とか、そういう所にも写真を撮りに行っていた。都会に住んでいる頃は、好んでそういう場所に行った。最近は、すっかりご無沙汰で、滝に行ったのなんて何年振りだろうか。余りに久しぶりなので、三脚を設置したりカメラの調整をすること…

「おっ?注目されている?」彼の眼は一瞬光り、シャウトした。観客には女子中高生が4〜5人。そして何故かカメラを持った「おぢさん(僕)」が一人。実のところ「おぢさん」は、影に注目していたのである。X-PRO2 / XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS

夜のスナップ

最近、夜はめっきり出歩かなくなった。僕の住居周辺は普通の住宅地というか居住地で、決して山奥とかではない。ないけれども夜の8時にもなれば深夜のような雰囲気が漂う。写真は秋田市内で、この日はワインを飲むイベントがあったので出かけた。夜のスナッ…

夜のかっぱ小路

青白いライトに照らされた「かっぱ小路」は、昼間同様に静かだった。実はまだ宵の口で、オープン前の店もある時間帯である。にも拘らず、すでに深夜のような雰囲気が漂っているところは、さすが「かっぱ小路」。当然、小路には人の姿はなく、ただ猫だけが一…

水沢フィルム

水沢(岩手県奥州市)のような町を写真に撮るのであれば、フィルムで撮りたいなと思う。でもここ1〜2年、僕のフィルム使用率は激減している。そういえば、イルフォードのXP2がローライ35に入れ放しになっている。そのことを思い出して持ち出した。よく…

猫隠れる

この猫が葉っぱの陰に隠れているのは、決して僕がいじめたからではない。そのちょっと前まで、僕の膝にスリスリしていたのだが、自転車に乗った猫嫌い(多分)のオジさんが、「シッ!シッ!」と言いながら通り過ぎたからだ。それは猫が嫌いな人もいるとは思…

商店街に咲く花

野に咲く花だけでなく、街に咲く花もある。街にも色々あり、煌びやかな町もあれば、シャッターだけが鈍く光る地方の名もない町もある。僕は名もない町のシャッター通り商店街に咲く小さな花にこそ惹かれる。『8のつく日はwebにお花を』X-PRO2 / XF23mm F1.4R

最上川

最上川を見るたびに「五月雨を集めてはやし最上川」の句が反射的に頭に浮かぶ。この状態でも十分綺麗だけど、時と場合を選べば更に綺麗だと思う。さて、このブログでは、あまり人の批判めいたことを書かないようにしているつもりだ。でも、ちょっと思うこと…

まだまだ町は尽きまじ

最近はどこに行っても道路事情が良くなり、街中の中心地から少し離れたところに、いわゆる新国道とかバイパス道路が走っている。移動が快適になる分、旧国道、つまりは町の中心部を通過することを避けていることになる。何度も通る町でも、バイパス道を通っ…

記事駅前の光景 JRフルーツ左沢線・左沢駅

左沢と書いて、「あてらざわ」と読む。左沢線は、山形県の北山形駅と同県大江町の左沢を結ぶ全長約25キロの短い路線である。僕が興味を持った理由は二つ。一つは左沢駅が終着駅であることだ。終着駅ということは、そこに行くべき理由があったことを意味す…

球面レンズの街角

第4世代にあたるエルマリートM28mm。この後に発売された現行型のエルマリートは、とうとう非球面レンズを搭載した。第4世代は球面レンズタイプの最終型となる。このレンズ、よく言えば柔らかな描写で、悪くいえば特徴のない写りになることも多い。でもカメ…

かみのやま Walk ,Don't Run

こういう町を散策すると、僕は狂ったように写真を撮る。構図を練ってとか、光を待ってとか、何とかを吟味して、ということよりも眼の前にあるものを撮ることを優先する。それだけ撮ってどうするのか、自分でも分からない。五感を研ぎ澄まし(自分なりにです…

秋霞

霞んだ海の向こうには、男鹿半島が見えた。釣り人は、一人静かに糸を垂らしていた。雨が近いのか、時折吹く風はぬるっと生暖かった。写真撮りは感傷に浸り、釣り人は静かな闘志を燃やす、初秋の海だった。LEICA M9 / SUMMICRON 35mm ASPH

再会

山形県上山市。とても好きな町で、かつ色々な理由から行く機会も多い。行く度に、この自動販売機の写真を撮る。「こんにちは、ご無沙汰しております。最近、僕は富士フィルムのXシリーズのカメラを使い始めました。(カメラに向かって)ほれ挨拶して。初撮り…

煙草屋は遠くにありにけり

ヘビースモーカーだった頃であれば、ここでタバコを1箱買っただろう。その場で一服させてもらい、店主と話をして写真を撮らせて頂いたと思う。2010年に禁煙して以来、タバコ屋さんは僕にとって、いささか敷居が高い場所になった。この店は、かみのやま温泉…

猫の仕草

当たり前のことを言うと、猫は喋ることはできない。でも長い間一緒に生活していると、言葉を介在しなくてもかなりの部分が分かり合えようになる。我が家(猫も)は2階の寝室で寝ている。僕は毎朝起きると、まず2階のトイレに行き、それから1階に降りて猫…

村祭り

本来は秋晴れの涼しげな天候の下で行われる祭りなのだと思う。真夏日の炎天下、男衆はビールを何本も喰らい、子供達も汗だくだ。衣装からいっても、30度以上の炎天下で行う祭りではない。大人にとってせめてもの救いは、出てくるものがビールであること。…

観音様のご褒美

タイトルは意味不明だと思う。朝、旅館から黒石駅に戻る際の話だ。前夜、散策マップを見ていると、観音様を掘った石碑が並んだ参道があることを知った。少し遠回りになるけど、その道を通ろうと決めた。観音様を拝みながら参道を通り抜けると、この飲み屋街…

夏の疲れ

この花のように、僕の身体にも夏の疲れが蓄積しているようだ。ビールの飲み過ぎには注意して、少し休養を取らなきゃと思う。こういう時は温泉か・・・。『8のつく日はwebにお花を』LEICA M9 / SUMMILUX 50mm ASPH

こみせ通りの夜は更けていく

青森の夕暮れは足が速い。暮れてきたかなと思い始めたら、あっという間に夜が訪れる。まあ実際は二枚目と三枚目の間に食事をして、鰯と蛸の刺身、鯖の塩焼きを食べ、生ビール二杯と地元黒石の日本酒を頂いた(あくまで時間合わせのため)。夕方以降は観光客…

それが私の通る道

何の道かといえば、黒石の駅から「こみせ通り」に向かう道だ。歩いて10分少々だろうか。車で来ることが多いので、そう何度も歩いたわけではないけど、たとえ何度歩いても飽きない道である。歩いている間に、陽は傾き始めていた。すっかり秋を思わせる鱗雲…