街:宮城
指が思うように動かないので、下書きからの昇格シリーズ第5弾を掲載した。下書きでボツになった記事には、まず単純に写真が駄目だったケースがある。これはシンプルだ。もう一つはテキストありきの記事。これは何か書きたいことがあったけど、諸々の理由か…
宮城県栗原市の一迫地区である。この土曜日に車で行ってきた。その前の週には新幹線で仙台に行った。その仙台へ車で行っていれば、帰りに一迫に立ち寄ることは十分可能だった。一見効率の悪い行動ではある。でもその非効率の中に休日の愉しみがある。 さて、…
仙台の旅では、話のネタになるような面白い出来事があった。旅の夜、一人で入った焼き鳥屋で、ちょっとした“小劇場”が繰り広げられたのである。 おまかせセットの罠 その店は、年季の入った、かなりディープな焼き鳥屋だった。メニュー表には大きく《とりあ…
旅の締めくくりに、仙台駅で昼食をとる。鉄道旅の楽しみのひとつでもあり、もちろんアルコールも嗜む。正直、コスト的にも時間的にも、秋田〜仙台間は車の方が圧倒的に便利だ。それでも今回は、この昼食のためにわざわざ新幹線代を払ったようなものである。 …
すっかり忘れていた。今回の仙台への短い旅は、X100ⅵの実戦デビューの場でもあった。これまでは二軍のオープン戦(またはライブBP)で調整登板しか経験はなく、一軍昇格後すぐに先発登板した感じである。といってもX100は初代を使っていたことがあるし、X-PRO…
次のReunionは偶然ではない。意図して行った。久しぶりに訪れた仙台のジャズ喫茶Countである。古式ゆかしい正統的なジャズ喫茶である。今風のジャズ喫茶は随分と明るくなったが、カウントは昔のジャズ喫茶の伝統を守っている。真っ暗な店内、大きなスピーカ…
登米の町からの帰路、旧・築館町(栗原市)に立ち寄った。築館は合併時点で人口が約1万5千人ほどの町だった。でも印象としてはもっと大きな町に思える。何がそう感じさせるのかは分からない。僕は「築館」と聞くと、反射的に「ブルース」と言葉を繋げたく…
ガイドブックには決して載ることのない、私的な「登米の歩き方」を掲載する。本当はガイド地図も作ろうと思ったが、歩いて探すことも楽しみの一つなので止めておいた。もっとも、これを見て実際に登米を歩く人はいないだろう。ガイドブック的な出版物は、ど…
登米町では町並みの写真を撮ることが目的だった。レンズも23mm(35mm相当)を①本だけで、桜とか花を撮ることは想定していなかった。朝、家を出たときは陰鬱で薄暗く、山間の道には霧が立ち込めていた。登米の町に着いた時点でもまだ肌寒く、もう少し厚手の服…
ここは登米市登米町という場所である。これで「とめし、とよままち」と読む。登米市は平成の大合併で9町が合併して出来た市である。その大部分が「登米郡」の町である。「とめぐん」と読む。つまり登米町は、「とめぐん、とよままち」から「とめし、とよま…
あるトイレで見つけた張り紙。平静を装い丁寧な言葉で語っている。でもこれはトイレ管理者の魂の叫びと見なければならない。ここに至るまでに一体どんなやり取りがあったのか、それは知らない。尋常ではないやり取りであることは疑いようがない。想像するに…
栗駒町は、平成の大合併で栗原市となった。近隣の10市町村が合併して新たな市を形成したのである。その面積は約805㎢であり、人口は約6万人である。ちなみに東京23区の面積は約627㎢であり、人口は約985万人である。宮城コンプリートの際は、…
宮城県の栗駒町。初めて訪れたのは2023年の3月、丁度2年前のことだった。町並みに心躍ったことを昨日のことのように覚えている。その年の2月に僕は、心房細動の治療としてカテーテル・アブレーションという手術を受けたばかりだった。経過は順調だっ…
写真を撮る時には、ピントや構図、更には露出など決めることは多い。でも僕の場合、とどのつまり「撮るべき瞬間」を何よりも優先するだけである。あとの諸々は努力義務に過ぎない。この「撮るべき瞬間」を阻害されることは何よりもストレスとなる。それがMF…
仙台の壱弐参横丁。久しぶりに来た。最後に来たのが何時なのかは定かではない。少なくとも丸一年以上は来ていない。もしかすると2年以上かもしれない。この横丁の精神的な一丁目一番地は、木村商店(写真2枚目)だと思う。昨年の12月に閉店したそうだ。…
日本全国には約500か所の銀座があるそうだ。データは見つからなかったが、ほぼすべての都道府県に存在すると考えて良いだろう。そしてここは仙台銀座、正式には仙台銀座商店街である。世の中に色々な銀座がある。その規模も形式もバリエーションに富んで…
仙台市の朝市通り。もう既に「朝市」とは呼べない時刻(正午過ぎ)に行った。通りはまだまだ混み合い、活気に溢れていた。正月準備には早いけれど、人々は市場をせわしなく行き交っていた。秋田県に住んでいると、こういう場所は中々ない。戸惑ってしまい、…
昼間に旧・牡鹿町(石巻市)への訪問を終えて、石巻市内のホテルに入った。翌朝、東松島の旧2町(矢本町、鳴瀬町)を訪れると宮城コンプリートが達成される。嬉しいというより、いささか疲れたというのが本音だ。最後は画像の検索とか、地図の確認とか、パ…
GW明け、次の週末。僕は宮城コンプリートを完成するため、宮城県方面に遠征した。最後に残ったのは、東松島市の旧2町(矢本町、鳴瀬町)、そして石巻市の旧・牡鹿町である。誤算だったのは、旧・牡鹿町である。僕は既に撮影済みのつもりで、画像管理ソフト…
この手書きの味わいが堪らない商店。何年か前に来た時にはシャッターが空いていた。でも今は営業している気配がなかった。確か最後に来た時は、ここで飲み物を買ったんだった。店の前には小学校があり、往時には多くの児童が買い物をしたのかもしれない。ロ…
一時期はホームグラウンドのように通っていた東鳴子温泉。今では通過する際に立ち寄る程度。随分とご無沙汰している感がある。今回も所用で近くを通ったので、立ち寄った。滞在時間わずか10分。その間に歩いて撮った写真である。散々見知った狭い町にも関…
小さな店先に相応しい、小さな花。それを小さなカメラで撮った。こういう美しさに惹かれる人間もいる。『8のつく日はwebにお花を』GRⅢ
宮城県某所にて。パン屋さんなのだろう。道路に面して珈琲などのテイクアウト受け取り口が併設されている。昭和の日本的スタバである。もう営業はしていないようだった。どんな珈琲を出していたのだろうか。誰が作っていたのだろうか。こういう店が現役のま…
登米市最後の町として残っていた旧・豊里町である。北上川、旧北上川、迫川という3つの川に囲まれた町ということだ。もうこの辺りは町の坩堝のようなところで、どこがどの町なのか地図と比べないと分からない。川を南に渡れば石巻市だし、東に行けば南三陸…
青空に入道雲。龍が棚引くような白い雲見える。砂利道の農道、徐々に黄金色に染まる稲穂。嗚呼、日本の田舎。ここは宮城県登米市の旧・米山町。町並みを撮りに行ったのだが、たまには田園風景に惹かれることもある。X-H2 / XF16-80mmF4 R OIS WR
久しぶりに宮城県方面に出かけた。県道の通行止めとか、熊出没騒動で無駄な時間を使ってしまった。やっと到着した町は、旧・津山町(登米市)である。この町は面積の8割が山林であり、イヌワシの生息地としても知られているそうだ。でも僕が撮影したのは町…
題名の通り、熊を見た。残念ながら写真を撮ることは出来なかった。そんなことは無理だ。だから今回の写真は単なる「通行止め」看板で、熊は写っていない。熊の前に、まず写真の「通行止め」看板について話そう。8月最後の週末、宮城県の登米方面に写真を撮…
それぞれに事情があり、それぞれに切実な想いがある。そして人は何かを願い、山門をくぐる。GRⅢ(ハイコントラスト白黒)
仙台市内に聳える大観音。高さ100mという大きな観音さまだ。近くを通過する機会があったので、遠目から拝んだ。畏怖の念を抱くほど大きかった。次の機会には観音様の内部を拝観したい。(備忘録④)諸事情で中々写真を撮ることが出来ない。でも一般的には…
この町は決して過疎化した町ではない。少し離れた所には比較的大きな繁華街(飲み屋街)もあるし、商店が集まった他の場所もある。クルマの往来だって多い。でもこの一角だけは様子が違う。結構大きな規模の商店街である。数百メートルもある大通りに沿って…