街:岩手
そういえば今年は、向日葵を見ていない。向日葵のない夏なんて、いくら暑くても夏らしくない。久しぶりにプチ遠出をした週末、どこかで向日葵を見つけたら、多少無理をしても車を停めて撮影しようと思っていた。結局、最後まで見つけることはできなかった。…
写真家の土門拳は晩年、脳梗塞で倒れたが、不屈の闘志で撮影活動を続けた。「古寺巡礼」という寺社での作品では、あれやこれやと口頭で細かな指示を出して、弟子に全てを準備させた。これがとても厳しかったらしい。多分僕だったらブチギレて辞めてしまった…
久しぶりにプチ遠出をし、盛岡まで出掛けてきた(車)。ここ一ヶ月、最大で家から1時間程度の距離しか移動していない。それは仕事で、しかも2回だけである。あとは半径数km内で生きている。僕にとっては異例な事態である。写真撮影以前に、まず出かけるこ…
書いた本人も忘れていたが、中断していた鶯宿温泉の記事があった。実をいうと、鶯宿温泉を歩いている段階から、否、家を出発する段階から既にしんどかった。それでも町に出かけて写真を撮ることは、僕の最優先事項である。とにかく出かけた。そんな僕が予定…
撮って出しとは何か 「撮って出し」とは、カメラで撮影した画像を無加工でそのまま掲載することを意味する。撮って出しかどうかは、本来は見る人には関係ない。ただ見たままに評価すれば良いだけだ。僕のブログでは、写真に大げさな加工をすることは余りない…
はてなブログへ移転したことをきっかけに、昔の下書き記事(ボツ記事)に目を通した。その幾つかを本記事に昇格させるシリーズ。先日の記事で岩手県の水沢での出来事を書いた。大好きな町だけど、何度も何度も通うなかで、いささか飽きも出てきているという…
岩手・宮城内陸地震とは2008年6月に岩手県の内陸部を震源として発生したM7.2の大地震である。岩手県奥州市と宮城県栗原市で最大深度6強の揺れを観測した。山体崩壊といっても過言ではない甚大な土砂災害を引き起こし、17名の死者と6名の行方不…
ラベンダーという花は当然ながら知っている。一方で、それがどんな花かと問われると、実のところ答えられない。チューリップと向日葵とアサガオとラベンダーの四択問題であれば、答えることはできる。ある日、繁華街を歩いていると、スナック・ラベンダーと…
水沢の町で写真を撮る。続き。 要は僕は飽き始めているのだ。元々、僕は子供の頃から一つのことに狂ったように打ち込む性分だった。その反面、ふとした拍子に突然飽きて、全ての興味を失うのである。あれほど好きだったのに何故?と自分でも不思議に思ったも…
岩手県の旧・水沢市(現・奥州市)。最近では大谷翔平選手の出身地としても有名になった。水沢は僕が東北地方の街歩きをするきっかけになった町である。最初から好きな町だったし、今でも好きな町だ。それでも一時期よりも訪問頻度はかなり減った。そんな水…
岩手県西和賀町の「道の駅 錦秋湖」である。近代的な道の駅ではなく、手作り感満載の道の駅である。規模も小さい。錦秋湖付近では、国道107号線が山肌を縫うように走っている。周囲には商店はおろか、民家も何もない。一時期、付近の道路は地震による地滑…
それにしても酷いタイトルだ(笑)。今回、石鳥屋に来たのは久々の定点観測に加え、お酒を買うためである。石鳥谷は南部杜氏の里と呼ばれ、日本酒造りが盛んな町でもある。少し前にブロ友さんの記事を拝見し、七福神という酒を飲みたくなった。お正月用に購…
24日の午後から、今朝まで風邪でダウンしていた。コロナとインフルエンザは陰性。喉が痛くて飲み物を飲むのも辛かった。全快ならずも、今朝は大分マシになった。普段は珈琲を飲みながらブログをアップするけど、ホットミルク片手に更新している。さて、花巻…
ここも恋焦がれる花巻スポットである。街中のエアポケットのような立地にあり、いくらGoogleマップ(ストリートビュー)を眺めても決して検索することは不可能な場所だ。縁がなければ一生足を踏み入れることはないだろう。僕は何かの縁に導かれ、初めて花巻…
みな食堂(昨日掲載)に限らず、花巻には以前から気になっていて今でも変わらず気になっているものが多い。その幾つかを紹介しようと思う。まずは旧マルカンデパート近くの三田商店。地元民以外、この店に用事がある人はまずいないと思う。それでも建物の壁…
タイトルは、あの橋本真也の名言から引用した。僕がこういう言葉を使う場合、大抵それは店が廃業したとか、建物が解体されたケースになるが、今回違う。みな食堂で食事をしたという話である。みな食堂というのは、岩手県花巻市の食堂であり、食堂前の路地を…
江刺の旧市街、蔵町もーる周辺にはコンビニエンスストア的なものはない。普段の町歩きでは、昼食はなるべく軽めにしている。満腹になると謎の満足感に満たされ、帰りたくなるからだ。コンビニのサンドイッチなんかで十分だ。今回は選択肢が少ないので、定食…
江刺の路地歩き、第2回目。実質的には最終回である。随分と様相が異なるにせよ、ここは岩手の神楽坂みたいだと思う。まあ石畳だけが似ているという・・・。また江刺には「えさし藤原の郷」という平安時代のテーマパークもある。なかなか立派な建造物が建ち、…
江刺の町である。旧・江刺市、現在の奥州市となる。定期的に行きたくなる。よく行くのは、旧市街の蔵町モールという辺りであり、ここは路地が縦横無尽に伸び、所々に蔵が建っている。夜まで粘って歩くような町でもないので、日帰りで時間に追われていても、…
僕の住む地域では、今年はまだ雪らしい雪は降っていない。土曜日に岩手北上方面に日帰りで出かけたところ、山間部には若干の積雪があった。いよいよ冬到来である。写真は、そんな岩手県西和町(旧・湯田町)に立つ巨大道祖神人形である。人形の右手方向(画…
ビールは専らサッポロ派である。キリンは得意ではない。でもキリンシティで飲む場合は例外である。初めてキリンシティに行ったのは学生のときで、新宿の店舗だったと思う。真夏の昼間であり、茹だるように暑い日だった。キンキンに冷えたビールで喉を潤そう…
盛岡の夜が明けた。翌朝、僕はホテルをチェックアウトし、荷物を駅のコインロッカーに預けると、小さなカメラだけを持って街に出た。コンデジ一つだけを持って旅に出れば、どれだけ身軽だろう。そう思いつつも、なかなかその勇気は出ない。帰宅までの限られ…
これも何度も書いていることだが、僕は盛岡という街が好きだ。街の規模だとか、雰囲気が本当にしっくり来る。都会すぎず、田舎過ぎず、広過ぎず、狭過ぎず。そして歩いて色々なところを廻れるところも良い。仕事の出張があったことを幸いに、盛岡に一泊して…
業務上の出張で盛岡市に行き、そのまま一泊して来た。宿泊したホテルは、盛岡バスセンター近くだった。以前の「旧・盛岡バスセンター」の昭和的佇まいが大好きだったが、建て替えになってからは一度も内に入ったことがない。様々な店舗も入居し賑わっている…
特にエピソードがあるわけでもなく、そこに至る何らかのストーリーもない。ただ単に町中のラーメン屋さんに、無駄にドラマチックな光が差していた。それだけです。GRⅢ
初めて大東町に来たのは何時のことだったのか、それは覚えていない。確かなことは、僕が最初に来た頃と今では多少の変化はある。何かが失くなったり、どこかが変わったり・・・。それでも大きく捉えれば、ここは紛うことなく大東町であり、本質的なことは変…
岩手県の旧・大東町大原地区である。丁度、昨日掲載したラーメン屋さんの周辺だ。大東町には、大原、猿沢、摺沢という3つの町並みがあり、どれも魅力的な町並みだから困る。岩手コンプリート達成後、訪問機会が減っているが、それは飽きたからではない。な…
暑かった(秋田県ではそうでもなかったけど)夏が嘘のように、急に冷え込んできた。気づけば10月も半ば。本来は秋真っ只中であり、東北地方では雪を想定してスタッドレスタイヤのCMも増えてきた。こんな季節になると岩手県花巻市の竹駒の中華そばが無性に…
岩手県の西和賀町、ほっとゆだ駅近くの商店にて。岩手県では松茸がよく取れる。花巻周辺の「小さな」温泉旅館では、松茸の土瓶蒸しが名物メニューとなっている。何故「小さな」を付けたかというと、どこからか大量に(かつ安定的に)仕入れるような類の食材…
諸条件によって異なるけど、町で写真を撮れば一日あたり大体300〜400枚以上の写真を撮る。土沢の町の写真も累計でいえば軽く千枚以上はあると思う。何のために撮るのか。正直、何のためということはない。ただ好きだから撮る。上原師匠は「可能であれ…