2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧
今回の写真撮影の旅は全般的に天候に恵まれ、一戸を歩いた時も空は晴れていた。多少の雪であればズームレンズ一本、吹雪が酷ければ防水性能を持つ標準レンズ一本。そういう想定をしていたが、まさかの晴れ。気温はかなり低かったが、思いの外道路も歩き易か…
題名は「いっこ、にこ、さんこ」と読んで欲しい。 岩手と青森には、一戸から九戸まで、名称に戸(へ)の付く町が存在する(唯一、四戸だけはない)。一戸、二戸、九戸が岩手県に、他が青森県にある。由来については諸説あるが、統治に関する行政単位であった…
岩手県の二戸市浄法寺町(旧・浄法寺町)。ここには、天台寺というお寺がある。平安時代に創建されたという由緒あるお寺だが、訳あって昭和30年頃には荒れ果てた状態となったという。昭和50年頃から寺再建に向けた動きが始まり、昭和62年には瀬戸内寂…
昨年の暮れに念願叶って食べることができた、岩手花巻の餃子専門店「夜来香」の餃子。先週のことだが、今回も少し無理して16時に焼きあがった餃子をピックアップし、それを秋田の自宅まで持ち帰った。ここまでくると、もうバカである。それにしても店に近…
商店街を端から端まで歩いたくらいで、その町の詳しいことは分からない。それでも皮膚感覚としての親和性、つまりは町と僕の相性みたいなものは分かるものだ。住田町と僕はまだ仲良くなれたとは言えないが、この町を歩いた時間はとても心地よい。もう2〜3…
キリッと冷えた朝、朝日を浴びた雪の断片はダイヤモンドダストのようにキラキラして見えた。こんな時にカメラを持っていないことを嘆いたが、抑えで撮ったiPhoneが思いの外、健闘してくれた。(Lightroomで「ポジプリント調」のパッチを当てました) iPhone 8
猫はストーブの前に陣取り、毛繕いに没頭している。我が家は蓄熱式の床暖房を使っている。猫的にはそれなりに快適な環境だと思うのだが、ピューピューいう吹雪の音を聞きながら、猫はストーブから離れない。これも冬の風物詩だ。 X-PRO2 / XF35mm F2R WR
岩手県気仙郡住田町。気仙郡には、三陸町と住田町があったが、三陸町は大船渡市と合併した。つまりは気仙郡は住田町のためだけに存在する郡ということになる。その独立を選んだことに興味を惹かれて住田町を初めて訪問した。住田町については、驚くほど情報…
古い石造りの橋の欄干には、「せうわ橋」と刻まれていた。「たいしょう」であっても不思議ではない。一部に規制線が張られているものの現役の橋で、車も走行している。川の対岸には蔵が幾つも並び、この地域がかつて栄えていたことが偲ばれる。橋を渡ってい…
会津若松の写真の残りものを追加する。今回は会津東山温泉に泊まったので、夜の会津若松を見ることができなかった。前回行ったのは2009年。大きく変わったところもあるし、そのままのところもある。これそのままなの?そんな不思議もまかり通るので、地方都…
まあ吠えはしないけど聞いて欲しい。知っている人からすれば「何を今更」の話である。皆さんは、「ストリートスナップ」から何を連想するだろうか。実はこれ、以前から引っ掛かるというか、気になっていたことなのだ。グーグルで「ストリートスナップ」で画…
赤茶色に変色した劣化具合、その上に貼られたカラーのステッカーは一部が剥がれ、「元気ハツラツ!」の文字が全て読み取れるようになっている。出来過ぎといえば出来過ぎの「オロナミンC看板」である。ライオンは動物園よりもサバンナにいるべきであることと…
喜多方は当然好きな街で、過去に何度も行っている。今回の会津ツアーの帰路においても立ち寄った。メインの目的は昼食にラーメンを食べることだ。喜多方は秋田に住む僕にとっては遠い町だ。山形の米沢から喜多方に抜ける峠道がある。道路自体は広いし、整備…
日中線とは旧国鉄の鉄道路線で、福島県の喜多方と熱塩温泉を結ぶ全長約12キロの路線であった。所謂「赤字ローカル線」であり、他の多くの赤字ローカル線が「第3セクター方式」で存続を図ったのに対し、日中線は国鉄末期の1984年に廃止されている。繰…
朝の9時から10時過ぎまでの一時間強、会津若松の街を歩いた。正直、時間としては全く足りない。商店がまだ閉まっていたり、開き始めたりといった時間帯で、街中を歩く人も非常に少ない。それでも冷え込んだ朝は、清々しい光を浴びて、落ち着いた輝きを見…
正月休みに四万温泉に行った際には、「スマートボール」の店が夜には営業していなかった。だが東山温泉の射的場は夜間も営業しているとの情報を得ていた。宿から射的場までは数十メートルの位置なので、食後に浴衣のまま歩いて行った。気温はマイナス7度だ…
会津東山温泉は山間らしく、坂の多い温泉街だった。「からり妓の小径」とか少し艶っぽい小路もあるのだが、この季節に芸妓さんが「カランコロン」歩いているとは思えない。当然車での送迎だろう。通りは除雪されたり、温泉水を利用した融雪で、歩き易くなっ…
会津東山温泉について調べると、大抵は「会津の奥座敷」とあり、川沿いに閑静な旅館が立ち並び、多くの文化人に愛されてきた歴史ある温泉街である記されている。それは間違いではない。確かに歴史と風格ある旅館が建ち並び、会津東山芸妓という花街文化も息…
訳あって会津東山温泉に行って来た。訳は大したものではないので省略する。会津東山温泉は、会津藩の湯治場、奥座敷として古くから栄える温泉だ。近年では発酵しそうな香ばしさを醸し出しているが、老舗の高級旅館も軒を並べている。温泉評論家の郡司勇氏の…
猫が窓から外を眺める。その姿を見ると切なくなる。 X-PRO2 / XF35mm F2R WR
正月休みには、結構色々な温泉に日帰り入浴に行った。写真は山形県鶴岡市の湯田川温泉だ。湯田川に行くと、僕はひとしきり町を散策して写真を撮る。その後、共同浴場の「正面湯」に入浴する。正面湯は、浴槽の規模からは考えられない大量の源泉がドバドバと…
ほぼノーファインダーで撮っている割には纏まり過ぎている。写真の出来の話ではなく、単に画面構成の話だ。多分もっとラフで良いのだ。もっと粗雑にもっと踏み込んで良いのだ。もっとぶれても良いし、もっと画面からはみ出しても良い。一方でそれを意図的に…
(風呂の画像はwikipediaより。File:Furutobe Onsen 2006.jpg) 古遠部温泉は青森県碇ヶ関にある温泉で、山間の一軒宿である。碇ヶ関は秋田県の小坂町と接する県境の町であり、「古遠部」というのは実は小坂町の地名である。「古遠部鉱山(1986年閉山)」は…
酒田市の山居倉庫。正直言ってベタな観光地だ。べたな観光地を否定するつもりないが、撮る角度や方法は大体決まってしまい、そこに何の差異も見出せなくなる。写真撮りとしてはやりにくい場所である。やはり観光で行くに限る場所だ。でもこの日は、その山居…
昨年後半より、ライカにつける21mmのレンズを物色していた。外付けファインダーに加え大きなレンズをつけることには抵抗があり、軽くて振り回せるようなレンズを求めていた。種々候補はあったが、結局一番安いレンズを買った。「COLOR SKOPAR 21mm F4P」であ…
何ということもないのだけど、毎年初詣に行く鶴岡の「善宝寺」である。ここでは毎年、まずは商売繁盛、そして家内安全を願って参拝している。ほぼ例年と同じ写真を撮るが、メインの目的があるのでそれで良い。御神籤は「中吉」だった。 LEICA M MOMNOCHROME …
官能的な日本酒。つまりは日本酒としての正当性よりも感性に訴える酒なのだろう。この珍しい酒は、長野の「小布施ワイナリー」が作った日本酒である。ワインの仕込みがひと段落した冬季に、醸造技術者の研鑽を兼ねて製造している日本酒なのである。そんなの…
理由はよく分からないが、長期休暇の際は「群馬」に行くことが僕の最近のトレンドだ。今回も諸事情から時間制約が厳しいなか、無理無理と群馬県の四万温泉に行ってきた。朝6時すぎに秋田県の家を出て、運転疲れと空腹を癒すのは、あの「永井食堂のもつ煮」…
四万温泉の廃店舗。不思議なことに現行の温泉街の地図にも掲載されているし、その佇まいと雰囲気も温泉街に調和している。いわゆる「廃墟」のようなものではなく、温泉街の記念碑みたいな様相なのだ。上の3枚が「よろず屋」。下の3枚が「おぐらや」。通常…
温泉旅館で温泉に入り、ビールを浴びるように飲みながら夕食を食べる。夕食後に再度温泉に入ると、もう酔いも回りすぐに寝てしまう。これが僕の標準的なスタイルだ。でも今回は外で積善館の写真を撮らなければならない。更にスマートボールもしたい。もしお…