2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧
12月27日の空。仕事の移動中に、大きな虹を見つけた。どんより曇っていた空のどこからか眩しい光が漏れる。ふと気づくと、不思議な色に染まった空で、大きな虹が見事な弧を描いていた。ここ数年見たこともないような虹だった。どこか見晴らしの良い場所…
本当のところは、逆光の猫ではなく、逆境の猫なのである。秋田県象潟漁港の猫は、強制駆除寸前のところをボランティア団体の保護で、命を繋ぎとめた。避妊手術やトイレや小屋の整備、餌やりなどを通じ、漁港猫の存在は知られていき、テレビ番組などにも登場…
山形県酒田市にて。一枚目の訳が分からない写真から説明する。この塀に猫がいた。僕はそれを撮ろうとしていた。すると突然、風に乗ってふわりと甘い香りがした。匂いに気を取られると、猫は逃げてしまった。ここは相馬楼という観光茶屋(料亭)で、酒田舞妓…
枯れることは、それほど難しくない。放っておいても勝手に枯れる。難しいのは、最後の最後まで、完全に枯れきることだろう。12月下旬の秋田県。通常であれば向日葵畑は雪に覆われて、姿すら見えなくなっている。雪の無い今年は、どんよりとした空の下に荒涼…
山形県の酒田市、土曜日の午後一番。雨に濡れたアスファルトは濃い色に染まり、町はとても美しい。だがその道路上には、誰一人歩く者はいなかった。見事なくらい完全に通りは無人だった。ところで毎度お馴染みのフィルムシミュレーション「クラシックネガ」…
東北地方には、銭湯が少ないように思う。それはそうだ。銭湯は歩いて通うべき場所だ。歩いて通える範囲に住む人口が少なければ、銭湯経営だって成り立たない。人口が少ないのに、持ち家比率は高く、アパートは少ない。ひとり暮らしの学生も少ないのだから、…
予約をしていた富士フィルのカメラX-PRO3が、12月19日に我が家に届いた。年末に向けて忙しい折、遠出は叶わないけど、隙を見て出掛けたり、家ではカメラの設定、更には撮影画像を飽きもせず眺めたり。要は新しい玩具を手に入れた子供と同じ状態になっている…
湯田川温泉を歩いていると、仄かに湯の香りがする。共同浴場も複数あるし、僕が何度か泊まった宿もある。嗚呼、温泉に入りたい。でもここで入浴すると、本当に「忘年会スルーの漢」になってしまうので、我慢した。人は完全にハッピーな時よりも、むしろ何か…
X-PRO3が木曜日の夜に届き、やっと訪れた週末の土曜日(以下、「今日」と呼ぶ)。でも今日の夜には、今週2回目の忘年会が控えている。若者の忘年会スルーが叫ばれているけど、おぢさんだってスルーしたいのである。忘年会は、水曜日に行った同じ店で行われ…
山形県鶴岡市の古い「サンヨーショップ」。この微妙なバランスは、5年以上前から変わらない。今にも落ちそうな「A」の文字が、実のところ何年も維持されている。X-PRO3のクラシックネガだけど、カラークロームブルーという機能も併用した。その名の通り、「…
折角X-PRO3を買ったのに、今週も雑事が多く、遠出の撮影などは厳しい。取り急ぎ、本日仕事中に少し抜け出して、若干のテストをしてみた。結論から言うと、まだセッティングも詰まっていないので、使い方がよく分からない。フィルムシミュレーションもテスト…
着きました。上段が今回買ったカメラ(X-PRO3)で、下段が今回手放したカメラ(X-PRO2)。写真だとX-PRO2が妙にカッコよく見えるが、実物のX-PRO3は痺れる造形だ。トップカバーはチタン製である。漆黒の黒ではなく、何とも言えないマットな色だ。「殆ど一緒やん…
今年は雪が少ない。もちろん何度かは降ってはいるし、山の方に行けば積雪だってある。それでも、今年はまだ家の前の雪寄せすらしたことがないのだ。ここ暫くは、雪が降りそうな気配はない。この雪が降り出す前の微妙な時期は、北国に住む者にとって、中途半…
言うまでもないが、グレーな町など存在しないし、グレーな花なんかない。モノクロ写真で撮っただけの話だ。その時、僕の眼にはこういう風に見えたのだ。なんて陰鬱な光景なんだ、そう思う人もいるかもしれない。それは逆だ。陰鬱な光景になりそうだから、誰…
秋田県の旧・朝舞町(現・横手市)。今でも独立した町のように商店街などの生活圏を持っている。実際のところ、ここを訪れる用事がある人は少ない。住民を除けば、仕事関係か知人友人親戚がいる人か。いや、違う。ここには造り酒屋と朝市がある。そこに来る…
2016年7月から丸3年使ってきた僕の愛機、FUJIFILM X-PRO2。キヤノンのフルサイズ一眼レフカメラとレンズ一式(Lレンズ4本)を全て処分して、X-PRO2とレンズ(当初は4本)を買った。その後システムの整理拡充を経て、現在では、モノクロはライカMモノクロ…
山形県酒田市の古い邸宅、旧・鎧屋。かつての廻船問屋で、その繁栄ぶりは、井原西鶴の「日本永代蔵」で紹介されたほどだったという。あの国民的大ヒット朝ドラ「おしん」のロケ地にもなっていて、おしんの奉公先「加賀屋」として登場する。もちろん、お屋敷…
家を建てた時、薪ストーブを導入するかどうか、とても迷った。何と言っても薪ストーブは圧倒的に暖かいし、ゆらめく炎を眺めながら酒でも呑めば最高だ。でもその為には「薪」をストックしなければならない。物ぐさな自分が薪割りをするとも思えない。幸い、…
まずは、以下の通り定義したい。解釈方法は色々あるが、今回の定義はこうだ。A:独り=僕が連れを伴わずに食事をすること。B:一人=店内に僕以外の客がいないこと。ほぼ毎週末、東北地方の普通の町で写真を撮っている。昼食は大抵「A」の状況で食べる。自炊温…
北国なので、我が家の暖房は三重に行う。①蓄熱式床暖房、②木質ペレットストーブ、③灯油ファンヒーター、である。この中で、一番ダイレクトに熱を放射して分かり易いのは、灯油のファンヒーターである。だから猫は、灯油ファンヒーターが大好きだ。点いていな…
それなりに風情があるけれど、これといって何もない町。秋田市の新屋地区である。馬鹿にしている訳ではない。僕はここが好きで、よく写真を撮りにくる。雨上がりの新屋の町は、美しく見えた。※この時期に雨が降ることは珍しいのです。本来は雪になる筈だから…
秋田県由利本荘市の羽後本荘駅(JR奥羽線)。旧駅舎を解体し、新駅舎を建設中だ。正直な話、羽後本荘駅前は淀んだような状況が続いており、発酵しそうな雰囲気がぷんぷんしていた。今更、駅舎を新築することに意味があるのだろうか、そう思ってもいた。駅建…
冬の日本海。空の雲が裂け、光が海面に差し込んでいる。あたかも裂けてはいけないところが裂け、漏れてはいけないものが漏れたかのような眩しさだった。X-PRO2 / XF35mm F1.4R
もとは洋服というかファッション関係のショップだったようだ。そこが営業を辞めてから、優に十年以上は経っている。地方では廃業した店舗などが野ざらしになっているケースが多い。居抜きにしても、改装を前提にしても、次に入るべきショップがないのである…
偶然見つけたものではなく、ここにあることを以前から知っている。何度か、当ブログにも掲載したことがある。喫茶店の入り口に吊るされている電灯のシェードだ。昼間でも点灯するのだけど、営業時間前なので、流石に消えている。灯っているところを無性に見…
岩手県の某所(摺沢ではない)にて。僕が写真を撮っていると、近所の方が話し掛けてきた。後で聞いたのだが、この辺りの町内会長さんだという。男性 「こんちは。何を撮っておられるんですか?」僕 「ああ、こんにちは。この家、随分と立派な昔風の家だった…
秋田県大仙市大曲(旧・大曲市)。大曲の町は、駅前に商店街があり、国道のバイパス沿にショッピングエリアがある。そして幾つかの「旧市街」的な場所がある。ここは栄町というところで、駅から数kmの場所にある。周辺には市役所などがあり、古くからの町並…
秋田県大仙市大曲。大曲は、「花火の町」として有名だ。毎年8月の後半に開催される「全国花火競技大会」は、国内最高峰の打ち上げ花火を見ることができる大会として、全国各地から見物客が押し寄せる。僕は、その花火大会を見たことがない。というかNHKの生…
繁華街の猫。ゴミステーションにやってきたのは、偶然ではなく、パトロールの一環だろう。今日は、何もゲット出来なさそうだ。撮影している僕から、何か貰えるかもしれないと踏んだのか、空腹感を醸し出して地べたに座った。それでも駄目とみると、ひっくり…
今から5年前、2014年の6月に香港に行った。平和に観光をして、平和に帰国した。でも思えば、その時すでに香港市民の抑圧された怒りは沸点に向かっていたのだと思う。香港の書店には、「悪の独裁者・習近平」的な本が、山積みにされていたし、十数人の…