No Room for Squares!

街と猫と追憶を撮る

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

槻沢温泉 「砂ゆっこ」で砂風呂に入った。

皆さんは「砂風呂」をご存知だろうか。熱い砂に穴を掘り、そこに顔だけ出して身体を埋めてもらう、天然サウナみたいなものだ。経験者は分かると思うが、とても身体がすっきりして気持ち良い。その「砂風呂」が岩手県西和賀町にある。槻沢温泉 「砂ゆっこ」で…

トナラー考察

ショッピングセンターなどで、駐車場がガラガラなのにワザワザ隣に駐車してくる人を「トナラー」と呼ぶそうだ。その場所が出入り口に近いとか、日陰になっているとか、合理的な理由があるとは限らない。広大な駐車場に1台しか車がいなくても、隣に停めるの…

冬の浅舞を想像する

秋田県の豪雪はひと段落しているわけだが、やはり雪が降り積もった姿を見たい町だってある。この旧・浅舞町(現・横手市)が、その典型例だ。この町は、まず名前が良い。「浅」舞、色々なことを想像させる町の名だ。そして造り酒屋があるところも良い。旧・…

冬のプランター+雑感

鉢植えは雪に埋もれていた。それは2週間前の週末のことだが、今では遥か昔のことのように思える。今では雪はすっかり溶けてしまったに違いない。今週末には再び寒波が来るようで、消えた雪が補充されることになる。効率的なのか、非効率なのか、全く分から…

豪雪・横手市の休日(終)~そこまでして人が集った場所の現状

実際問題、僕は横手市の繁華街で酒を飲んだことはない。一度、夜7時くらいに飲み屋街を歩いて、写真を撮ったことはある。営業開始が遅いのか、閉まった店が多いのか、辺りは真っ暗だったことを覚えている。その横手の飲み屋街、狭い路地にも除雪の手がきっ…

豪雪・横手市の休日①〜商店街編

先週から、秋田県では降雪が落ち着き、積雪量も大分減ってきた。一時期は車の交差も困難だった横手市も、除雪業者による排雪が進んだようだ。そこで今冬初めての町歩きを敢行した。住民の顔にも余裕が見え、平和な週末を眺めることができた。それでも歩道部…

かっぱっぱルンパッパ

黄桜の酒は、僕の近所ではあまり売っているところを見ない。今回は珍しくて見つけたので(このサイズしかなかった)、買って呑んでみた。ワンカップ系の酒は、吟醸酒などとは異なる世界観があり、時折無性に呑みたくなる。十数年前に秋田に移住する直前、僕…

孤高の駅

由利高原鉄道の曲沢駅。田んぼの真ん中に浮いているような駅で、冬は雪に覆われ神秘的な雰囲気が漂う。一方で、いつ来ても同じようなアングルの写真ばかり撮っているのも事実である。今回はネットで時刻表をチェックすると、20分後に列車が通過することが…

雪原トレインの憂鬱

雪原を行く由利高原鉄道。一両編成のディーゼル車が雪煙の向こうから現れると、胸が熱くなる。でも・・・。ここで現れたら大変困るのだ。その答えは明日の記事にて。X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR

北の町の光景(終)~さらば二ツ井

もっと長い時間、ゆっくりと二ツ井の町を歩いてみたい。町の外れの方にも歩い行きたい。帰り道のことを考えると、それは中々難しい。自宅までの距離は100kmを超えるからだ。腰を落ち着けて宿泊して散策するような距離感ではない一方、帰りのことを考え…

北の町の光景④〜二ツ井AGAIN

まだシリーズ残りがあるので続ける。ここは秋田県の旧・二ツ井町(現・能代市二ツ井町)である。二ツ井には秋田自動車道の終点となる「秋田白神IC」があり、それが一般国道7号線として無料開放されているため秋田県北部に行く際にはよく通る場所である。そ…

ニヒルな漢の時間

明日からまた暴風雪になる。もう陽も傾いてしまったが、残り少ない太陽を楽しむことにするぜ。ふっ、漢一匹、光を感じる大事な時間だ。邪魔すんなよ。・・・。だそうです。LEICA M10 / SUMMILUX M50mm ASPH

北の町の光景③〜90年目のパン屋さん

昨日掲載した「パーマ・マーサ」。そこから200mほどの所に「エーワンベーカリー」はある。1932年(昭和7年)創業というから、実に創業から90年。独特の看板建築は、当時の流行の最先端をいっていたのだろう。スペイン風邪の流行が1918年頃からというから、ま…

北の町の光景②〜聖地パーマ・マーサ

豪雪続きで諦めていた町歩きを再開した。秋田県北部の能代市を歩いた。雪は少なかったけど、凍結した歩道を歩くと想像以上に疲れてしまった。そこで能代に来たら可能な限り立ち寄る聖地に移動した。それがこの「パーマ・マーサ」跡地である。都会の商業地で…

北の町の光景①〜能代町並み編

年末から半月間、毎日雪が降り続いた。町は雪に覆われ、生活道路の車道は車の行き違いも困難、歩道は機能していない。秋田県はそんな状況だった。隣県に向かう峠道は、更に困難な道路状況であり、外出自体を諦めていた。それが、ここ数日は降雪が止み、一気…

雪解けの町を運転すれば・・・

ここ数日、秋田県の降雪も一時休止。晴れ間と雨で、積雪量も大分減った。大きめの道路では、アスファルト面も顔を出している。通常であれば喜び勇んで写真撮影に出かけるところだ。でも内陸部(横手市とか)では相変わらずの状態で、余所者が出かけると、交…

停滞しながら次の展開を狙う

ブログを始めて13年目。これまでだって何回か豪雪の年もあった。でも、今年は今のところ、町で写真が撮れる状況ではない。歩いていると除雪の邪魔になってしまうほどだ。コロナ禍でもあり、離れた町に遠征できる状況でもない。自由に出かけて、町の写真を…

これが僕のバランス感覚

こういうバランス感覚をもって、僕は写真をやっている。バランスというのは、この写真の撮影意図ではない。「よその猫の写真を載せたら、埋め合わせのように家の猫の写真も掲載する」。単にそれだけ。つまりはご機嫌取りのことだ。LEICA M10 / SUMMILUX M50mm…

北に生きる猫

「こんな寒い北国じゃなく、もっと暖かい所なら良かったのにな」。思わず、そんな言葉が出る。そうは言っても、どこに生まれるかを選ぶことは猫には出来っこない。せめてもう少し良い環境だったらとも思うが、この環境しか猫は知らない。その分、ここに住む…

嗚呼、北国でのラーメンの有り難さ

年が明けてから、連日の豪雪で遠出が出来ない。ライフワークの町の写真を撮ることも全く出来ない。もはや災害に等しい雪の威力で、三連休も殆ど家に篭っている。ストレスが頂点に達しそうなので、気晴らしに山形県の酒田市まで「中華そば」を食べに行った。…

豪雪になると猫は嬉しそうにしている

連日の豪雪にキリキリ舞いである。新型コロナに伴う緊急事態宣言が発令されている。秋田県でも陽性者は発生しているが、なんと言っても鳥取県と陽性者最小を争う状況。都市部の方の危機感は本当のところ理解していないのかもしれない。目下、コロナよりも豪…

雪霞の秘境駅

由利高原鉄道、曲沢駅。通りがかりに何回も撮影するけど、いつも列車が来ない時間帯になってしまう。ここに本当に列車が来るのか、俄かには信じ難い気分になる。追伸:緊連日の大雪で、仕事以外での外出がままなりません。本日は休みで、朝から一時間ほどの…

あつみ温泉の悲哀

年末に新潟の村上市まで「〆張鶴」を買いに行った。その際に立ち寄った「あつみ温泉(山形県鶴岡市)」の町並み。この日は12月29日。前日にGOTOトラベルが終了している。それでも年末休暇の始まりの時期。通常の年であれば多くの宿泊客が来るが、この日…

雪の晴れ間(宇宙のような青空)

水曜日は久しぶりの青空が顔を覗かせた。一日限りの雪の晴れ間だ。木曜日の午後は暴風雪になるという。写真は車を停めて、フロントガラス越にiPhoneで撮っただけ。気温はマイナス6度だった。もっと良い場所まで移動して、カメラできちんと撮ろうと思ったが…

雪のかっぱ小路に猫がいる

豪雪で遠出は不可能な状況だ。それでも雪が落ち着く時間もある。秋田川反の繁華街に様子を見に行った。雪が積もった「かっぱ小路」が目的だ。さっそく茶トラ猫が出迎えてくれた。近づこうとすると猫は逃げ出す。気配を察したハウスからハチワレ猫が迎撃に飛…

衝撃的だった出羽三山への初詣

出羽三山とは、山形県庄内地方の月山・羽黒山・湯殿山の3つの山の総称である。修験道を中心とした山岳信仰の場として現在も多くの修験者、参拝者から支持されている。うち湯殿山については、「語るなかれ、聞くなかれ」との戒めもある日本屈指のパワースポ…

善寳寺に初詣に行く

毎年1月2日に山形県鶴岡市の「善寳寺」に初詣に行っている。所謂神仏混合のお寺で、商売繁盛にご利益があると僕は信じている。毎年、会社の業務として代表して参拝する。今年は武漢ウイルスの影響で迷いもあった。だが車での移動であり、お札は後日郵送し…

雪降る前の越後村上

年末から雪が降り続き、正月早々から雪寄せ三昧。早くも「体力の限界!」と千代の富士みたいに言いたくなる。この写真は年末の新潟県村上市。この何時間か後から雪が降り始めたのである。村上にはあくまで酒を買いに行ったわけで、その後に大雪が予想された…

穏やかなる村上の町並み

お正月に呑む酒を新潟県の村上市まで買いに行った。驚くべき移動距離だけど、その苦労をもって余りある酒が手に入った。写真は村上市内で撮ったもの。この時点で雪は全くない。この後に寒波により大雪が降っている筈なので、今は雪に覆われているだろう。久…

謹賀新年と極上の酒

新春のお喜びを申し上げます。去っていった2020年については、それぞれ複雑な想いがあると思います。新たな年が多くの人にとって良き年となりますよう祈念いたします。この時のために昨年末に、わざわざ新潟の村上まで買いにいった銘酒・〆張鶴。例年、…