旅の締めくくりに、仙台駅で昼食をとる。鉄道旅の楽しみのひとつでもあり、もちろんアルコールも嗜む。正直、コスト的にも時間的にも、秋田〜仙台間は車の方が圧倒的に便利だ。それでも今回は、この昼食のためにわざわざ新幹線代を払ったようなものである。
以前、盛岡の「キリンシティ」でランチビールを楽しんだことがある。非常に満足度が高く、八戸帰りにも再訪しようとしたのだが……すでに閉店していた。まさかの廃業。そんな経緯もあって、今回は仙台駅構内のキリンシティを目指した。
盛岡では土曜の昼でも空いていたから、今回も予約なしで大丈夫だろうと踏んでいた。しかし甘かった。仙台を舐めていた。店には長い順番待ちの列ができていて、断念した。駅周辺の他の店もどこも混雑しており、しかもこの日は猛暑。外を歩き回るのも億劫だ。
結局、駅近の寿司屋に入る。ちょっと奮発したつもりだが、世間的には「プチ贅沢なランチ」くらいのものだろう(ただし、酒を含めれば話は別)。
今回の写真は、X100VIとiPhone15 Proが混在している。正直、こういう料理写真ではiPhoneのほうが写りが良い。僕は食べ物の写真はいつも「サッと撮って、サッと食べる」派なので、あまり凝った撮影はしない。食べながらあれこれ設定をいじるのも難しいし、そこはもう割り切っている。
結論をいえば。昼に寿司をつまみ、冷酒をいただく。それはまさしく至福の時間だ。だけど、車社会ではなかなかそれができない。秋田でも、中心部に住んでいれば可能だけど、郊外では難しい。逆に、首都圏でも、住む場所によっては不便な場合もある。田舎か都会か、という単純な区分ではなく、「住んでいる場所と市街地の距離感」が重要なのだろう。
もっとも、昼酒と寿司を諦める代わりに得ているものもあるだろうし、極端な田舎でも運良く寿司屋が徒歩圏にあることだってある。そう考えると、人生とはなかなかに難しいものだ。