







東北の日本海側には島が極めて少ない。有人離島という意味では山形県の飛島だけである。新潟まで行けば佐渡島という大きな島があるし、東北地方でも太平洋側の岩手県と宮城県には多くの島がある。でも日本海側には小さな無人島ばかりである。週末の土曜日、湯野浜温泉を出た僕は、同じ鶴岡市にある白山島という無人島に向かった。海岸から橋を使い徒歩で渡ることのできる島である。渡るのは今回が初めてのことだ。雰囲気たっぷりの朱色の橋は200mくらいの長さだろうか。この姿、どこかで見たことないだろうか。千と千尋の神隠し?、違います。江ノ島である(笑)。この島は一部で「東北の江ノ島」と言われているのだ。先日掲載したハチ公像同様に、なかなかの格差ではある。
前述の通り、島には人は住んでいない。橋を渡るとまず「釣り堀」が目に入る。客の姿は見えないが、営業中だった。係員の姿もあった。続いて漁港。こちらには人はいなかった。そして白山神社。島の入り口に参拝所はあるものの、本来の境内は石段の上にあるらしい。かなりの急勾配だし、途中でカーブになっていて最上部は目視できない。謎の挑戦意識が芽生え、階段を昇り、参拝してきた。写真で見るよりも実際はもっと急勾配だった。しかも階段の幅が狭いので、かなり歩き難かった。上からの眺望はさぞかし良いだろうと期待したが、木々が生い茂り殆ど下は見えなかった。
下まで降りると汗だくになり、運動したせいか、お腹も空いた。近くには「琴平荘」というローカルの超有名ラーメン店がある。折角の機会なので、そこでラーメンを食べようと思った。ところが現地に行くと、軽く50台(恐らく百台)を超える車が停まっていた。確かに箱の大きい店ではあるが、クルマはどんどん増えて行く。僕は恐れをなして撤退した。せめてこの後、温泉にでも入れば最高だけど、湯野浜温泉は日帰り入浴が困難であることは前回記事で書いた通りである。何だかよく分からない休日となった。たまにはこんな日も良いだろう。
X-T5 / XF16-80mmF4 R OIS WR